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中村哲先生の講演会に行きました
武器ではなく命の水をというテーマでお話がされました
アフガンは、
世界の麻薬の大半を占めるマヤク大国であり、自由を得れる権利がうまれたのに、そのはき違えが起こっていましたそうです。
そこには女性の売春の自由、ケシ栽培の自由、乞食をしてこいてもいいという自由なされてしまいました。
それは解放された自由とは少し意味合いが違います
まず飲む水さえないアフガンの土地に用水路を建設する事業にご高齢ながら携わっていられます。
先生の御姿勢には驚きます。
命を懸けた行動。
今日でさえ無事に帰れるかもわからない具合であったとか。
農業用水路はカレーズという名称なのですが、
アフガンの灌漑法では一般の人でも管理できるようにしないといけない
国には十分な費用をかける体制が先進国と違って整っていないという事でした
そこで、先生がヒントを得られたのは暴れ川といわれる、
故郷にある河川、筑後川にある斜め堰です。
これははるか200年ほど前に作られたものに関わらず今でも十分問題なくしっかり管理されているとのこと。
第一アフガンには貯水池がありません。
国の方々はさぞ不安であったか思います。
しかし、それを払拭しました。
考えるという事、計画を立てるということはたやすいです
しかしそれを実際に行動に移すということは大変な労力がかかる
エネルギーが尋常でなく必要になります、しかし実行されました。
先生はいまこのアフガンで用水路をたくさん機能させていらっしゃいます。
干ばつの厳しい国です。
日本とは全く事情が違うのです。
しかしそれでも人々は生きるために水を飲めるように配備させないといけない。
だが、お金がない。
だからこそ
国家で費用を出してケアしなくてもよい体制のものを築き上げるということは難しい。とても困難であったに違いありません。
今日、自分たちが無事に平和にくらしているのですが、一方では
飲み水にさえ困っている人々もたくさんいるという事。
ここでは診療所を100建設するよりも1本の用水路のほうがはるかに大切なのです。
こういうことはいろいろな分野でもいえることなのではないでしょうか、はき違えのないように人生を選択していきたいものですね。
そして、私たち日本人がいかに恵まれているかということ!
全てのことに感謝して生きていくという事の大切さ。
先生はおっしゃっていられます。
人としての分をわきまえることの大事さをもです。
人々は纏うに生活できるのならば、武力がいらない、平和のもとは水にあったというシンプルさ!。