赤をみるだけで、元気になる.
活気を感じる。
自分自身の景気も良くなるような気持ちがする。本当にラッキーな色!
私にとり いわゆるビタミンカラーともいえよう。
しかしこの色は、血の色でもある。
血色が良いということをはじめとして、赤い色の度合いで健康状態が判断されるということは、やはりそれだけ重要性がある色ということ。
そのように思っている。
そういえば、色において迷ったことがある。
何年か前に 手のネイルをする際、色を選ぶとき、迷ったことがあったのだ。
私は、赤色にするかピンク色にするかどちらを選ぶかで迷ったことがある。
困った!これはどちらも魅力的で 女らしさを感じる色だし。
ピンクはまして、女性にとり、恋の象徴。恋を代表する色であろう。
この色のほうが良いかもしれない。
最近、悲しいことに 恋とは ご無沙汰してしまっているというのもあるから。
そのような日が続いてしまうのは、そこはかとなく寂しいし。そうか、やはり恋の色が選択肢としては良いよね、と私は思った。
よし、ピンクの色でいくぞ、とネイルサロンのお姉さんに
言おう、と思ったその時、
「ピンクにしてください!」
と隣に座っていた、お姉さん。
それはとてつもない美貌を授かった、佐々木希似の美女であった。
おまけに手が非常に綺麗である。
そして店員さんは次のように言っていた。
「お客さまみたいに手をはじめ、線の細い方はこのピンクがお似合いです。
よくおわかりですね、そのセンスが素晴らしいです!」
としきりにほめているではないか。
私は唖然としてしまった。
そしてしみじみと自分の手を見てみた。
あれまあ、これは女性らしからぬ、何とごつい手!
そしてしっかりしすぎた 骨太な指!
そしてお隣さんとは、年齢も違い過ぎ。(笑)
(あーあ)
私は 深いため息をつきそうになったが、気を取り直し、大きな声で言い放った。
私は
「赤でお願いします」
といつの間にか言い放っていたのだ。
それ以来わたしのトレードマーク色、ポイントカラーは赤になった。
コートは赤。
バッグは赤。
セーターは赤。
そして
センターに行く時、赤い下着!?
おや、それはセンター試験の時の勝負下着ではなかったのか。
いや、私AKBではないし、歯科医だから、それはみせない。(笑)
ネイル以来、自分にとり決め手となった、この赤い色!
そう、お見合いもそうだった。
旦那は私の赤い色の服をまず気に入ったのだ。
「千晶ちゃんはこの色が似合うよ」
と、よく勧めていたものだ。赤がない時は赤紫にするなど、赤という文字の入る色調の物をすすめてくれた。だから私は自然な形で自分に赤が似合う、とより一層自覚するようになったのだ。
歯科医になってからも、自分は仕事自体に飽き始めていた時期があった。
その時に、手術をするという考え方に出会った。おや、赤がテーマではないか、これも!血液の赤ゆえに。
赤い血のほとばしるオペ!それを学んだら自分の世界がまた一つ変わった。
歯茎を切る手技をすることなどは、あまり考えたことがなかったのだ。
それは新鮮な感覚!人はいつも進歩していける、そんな存在だとも実感できた。
いろいろなことの基準は、私の場合は全て、赤!
赤がきっかけとなる、そのような気持ちがするのだ。
四季は巡る。クリスマスがきてお正月がきて、とメリーゴーランドのように回りゆく。
そして、どんな季節の時も 行事の時も 目にするのは赤い色!
赤は、やはりいつ時でも祝いに添える華の様な存在。むしろ、主役のようにもなる。
クリスマスも赤!お正月も赤!
そして二月は・・・
赤!
私にとり、いつまでもかわいい赤ちゃんのような存在の、娘が生まれた月だから。
いつまでも赤!ちゃん。(笑)・・・
「早くしてよ!ママ!赤い下着今日こそ買うんでしょ?早く!」
あ。今日だった。初めての赤い下着を買う日。
私は何を今、回想していたのだろうか。
この年にしてついに来た、この凄い挑戦。
今日は、私のお食い初めのような、下着祝いの日になるか。
それはどこか気恥ずかしい。
しかし妙に哀愁漂う、女の切なさをもつ、そんな風に装飾された
記念日のようにとらえたいのだ。
(私、ついに下着をすべて入れ替える、赤いのに!)
私は、毎日を勝負のように決めるんだ。
仕事も真剣勝負のため。赤をつける。
おまけに、赤赤尽くしは、めでたいことでもあるし。
赤尽くしゆえ 生み出された面白い妙性に 私はひっそりいつもほくそ笑むのだ。
毎回着替えるたびに 赤を積み重ねている私になる。
毎日、かわいい私の下着赤ちゃんに 出会えるその感動!
楽しいさ、楽しいさ。
赤色万歳。
*この写真、次回表紙の使います^^
魔法のお言葉集なんです
お楽しみに^^