氷の女神   詩歌の紹介です

かつての詩です。



私は仕事では

精神面は

孤独に進みます。

それが

ドクターとしての

本来の姿であり

当たり前の姿勢だと思います。

 

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【氷の女神】

 

私は

孤独な女性ドクター

 

今日も

心にも氷を張る

 

……………

 

そして

 

すぅーっと

すぅーっと

また氷の上を

危ないのは忘れ

進むんだ

 

なんかスムーズに

 

何事もないかのように

 

…………

 

時に

 

氷が

ひび割れそうに

なろうと

 

傷ついてしまっても

 

すぐに修復して

まえに進むんだ

 

……………

 

たまに

後ろ向きに滑る

 

過去の知識をふりかえり

 

自信持ち直して

かっこ良く

 

滑ってくよ

 

だけど

また

ひび割れがみえたら

 

で、修復に自信がなかったら

 

私はそこに

 

氷の女神を

みつけようとするだろう

 

……………

 

迷いある

こころを

必死になり

抑えて

 

そして

勘を頼りに

進む

 

白い服で

白いところを

けずり

氷上を

進む

ドクターだもの、ね

 

不安かかえて

でも

滑らかに

ゆきたいけど

やはり人間

ひとりの

人間だもの!

 

  

 

歩くそこに

何か

神的なものを

宿らせないと

 

ゴッドの如きにならないと!

 

そのために

新しい指針が必要

 

たとえそれが

 

氷張り巡らせた

リンクの中の

神であろうと

 

空想のごとき女神であろうと

 

指針に変わりはないよ

 

いくんだ

いくんだ

 

私は

 

女神を

ここに

見据えながら

勘も冴えさせ

滑ってく

 

まっすぐ

気高く

滑ってく

 

たった

ひとつのものに導かれながら

 

 

 

kikagaku