『海と毒薬』それを実際に味わいました医師が、驚愕の生体解剖の実話を書く!

 これは驚きました。

 私の言葉も入れて、要約してここにまとめます。


 …

 太平洋戦争末期に、九州大において
 アメリカ兵の生きたままの実験が行われました。

 俗にいう生体解剖です


 これは想像するだけでもおぞましいものです。

 そして、人間としての倫理を問われるものです。
 
 そのことを主題にしたいと
 遠藤周作さんが小説にしたのが
 有名な『海と毒薬』です。


 これは読むまでは私は怖くて読めないだろうと思いきや、
 さすがミステリー慣れしました(笑)

 それほど残酷な描写もなくこの私でも耐えられる内容でした。

 これを読んだのがつい先日でしたが、
 それに合わせたかのように
 あるニュースを手に入れました。

 驚いたのですが、


 実際にこの解剖現場に居合わせた医師の方が
 遺言をかねて、ということで自費出版をされました


 (私はこの方の書籍は自費にせずに商業出版として扱うべきです)

 書籍は文芸社さんからだそうです

 医師の方は、あのかこさとしさんと同じ92歳、

 この間、かこさとしさんのことをかいたばかりでしたので

 本当に驚きました。

 この書籍はいま注文をするところです

 この方が曰く
 聞いてください


 「北朝鮮が非核化への具体的な行動を示すまでは安心できない」
 そしてさらに続けます

 「医学は確かに進歩した。だが、戦争に対する考え方は、政治家はじめ変わっていない」

 明らかに言い切っています。

 そして、その当時捕虜として生体解剖を免れた捕虜であったかたとも対面会話をされています


 
 「この時が一番くるしいときであった。
 戦争とは敵も味方もなく、悲惨と愚劣以外の何物でもない。」
と。

 そして、この長い言葉の一部をそのまま題名にしています


 『戦争とは、敵も味方もなく、悲惨と愚劣以外の何物でもない』

 著者は
 東野利夫先生です。


 若いころは、このことがトラウマともなり、
 相当な心労で診療も出きない時もあったそうです



 それはつらかったことと思います。

 輸血の代わりに海水を用いるなどの生体実験、
 どちらにしても捕虜が殺されるとは言ってもです
 この過程で亡くなるのを見ていかないとならなかった。
 それは人体実験を通してであったのです。
 

 生涯の大きな心の傷になったといいます、
 それはひどいショッキングな事であったでしょう。

 罪の意識、
 そしてそれを
 まだ医師として卵にもならない状態で課せられた
 たとえようのない苦しみ。

 想像を絶することだったと思います。

 その場にいなければならなかった、
 ただいないとならなかった、

 そのことをもありのままに書かれているわけです。

 実際に戦争により生じた悲惨さ。
 このことからも
 味わいいただきたいと
 いうことです

 ぜひ、みなさん、注文して読んでみましょう。
 

 お電話 0353693060  文芸社

 Amazonからも注文可能
 全国の書店からも注文可能のようです

 *ただ、売り切れのため、
 5月下旬入荷ということがわかりました。
 私は注文済みましたが3
 31日以降が待ち遠しいです
 早く内容を目にしたいと思っております